Bill Cunningham New York
September 27th, 2011 § Leave a Comment
“Fashion is the armor to survive the reality of everyday life.” – Bill Cunningham
Timesのスタイルセクションに載ったらもうそれはすごいこと。The New York Timesのファッションフォトグラファー、特にストリートファッションを専門に50年もの間写真を撮り続けている写真家のドキュメンタリー、Bill Cunningham New Yorkをようやく見ました。
Billは80歳を過ぎてもチャリンコに乗ってNYを駆け巡る。最近はクッキーの型みたいにみーんな同じスタイル、と嘆きつつも街行く人々から生まれてくるトレンドを写真に収める。”大事なことをメモをするのにペンを使うように”カメラを使い始めたというBillはハーバードをドロップアウトした後、徴兵され、その後NYで広告会社に勤めるも退社。そして帽子デザイナーとして活躍、その後ファッションジャーナリストを経てファッションフォトグラファーになったそうです。街で、社交界で、パーティーでのシーンを全て記録してこそNYのファッションを映し出すことが出来る、と、朝晩週末と休みもないくらい仕事するBill。
今、とくに日本のファッション誌を見ると、セレブとか有名モデルが着ているものは良い(あと雑誌のスタイリスト、編集者とかスタッフ系)みたいな嫌らしい傾向があるけど”I’m not interested in celebrities with their free dresses. I’m interested in clothes.”と言って退けるBill。パーティーなどに撮影に行く時はより客観的視点からそのイベントを観察するためにオファーされても水も飲まないそうです!最近の俗物を追いかけるファッションジャーナリストに是非見習ってもらいたい!(彼らのブログのまた醜いこと!話しそれるけど。笑)カーネギーホールに住みながら(!)社交界とも交流があって、長年ニューヨークのファッションシーンを見て来たBillは、ファッションショーで一目服を見るとそれが新しいアイディアのものであるか、古いものの使い回しであるか分かっちゃうんだそう。面白くないものには全く振り向かないけど、Billが写真に撮ったものはトレンドになるって言うからスゴイですね。
余談ですが、悲しいかな、私はBillの目に留まるようなオシャレとは無縁の生活を送って来ていますが、Saks Fifth AvenueでVisual Merchandiserとして働いていた時の同僚はSaksのパーティー直後の紙面に載ったりしていて興奮してました!それはそれはVisualチーム皆の話題だったなぁ。ちなみにカシミアをテーマにしたパーティーで、その子、ってもちろんゲイのデザイナーの卵ですが、巨大なピンクの毛玉を肩につけておりました。。そのぐらいやんないとね。笑。ちなみに彼、買い物客を相手に店内で売春行為をしておりまして&デザイナーガウンなどをお持ち帰りしちゃったりしていていつかクビになりました。(そりゃやり過ぎだよ!笑)
私もBillみたいにこだわりを持っていい仕事が出来るように頑張りたいと思うような映画でした。
Timesオンラインで連載中のOn The StreetではBillのコメント付きファッション写真スライドが見られるのでこの映画とともに是非チェックしてみてください。Billがファッションについて本当に色々知っているのがわかる&人柄がチャーミングで、コメントが面白いです。
On The Street, The New York Times
Billデザインの帽子 (William Jというブランド)の写真&記事はこちらで(New York Magazine)